米メジャーリーグサッカー（ＭＬＳ）・マイアミが６日、Ｊ１王者の神戸と対戦するプレシーズンマッチに向けて都内で前日会見を行った。出席したアルゼンチン代表ＦＷリオネル・メッシ（３６）は、内転筋の違和感で４日・香港選抜戦を欠場して騒動となっていることについて釈明。神戸戦の出場は不透明ながら状態が上がっていることをアピールした。

　前夜、雪が降る日本へ来日を果たしたマイアミ。会見に登壇したメッシは少し疲れた表情を見せながらも「今回日本に来ることができて、チームとしても個人的にもうれしい。この日本で最後に良い試合を戦って帰りたい」と抱負を語った。

　対戦するＪ１神戸も、かつてのバルセロナでの盟友・イニエスタが所属したクラブ。「彼がどうしているか気になって、ニュースで神戸の試合結果を見たりもした。直近のＪリーグ王者で手ごわい相手だということも分かっている」と話した。

　ただ、懸念されるのはメッシの状態だ。アジアツアーを敢行しているマイアミはサウジアラビアで２試合、香港で１試合を行った。メッシはサウジアラビアでの２試合には出場したが、４日の香港選抜戦は内転筋の違和感で欠場していた。

　この試合ではスアレスも欠場したこともあり、試合後にはチームや共同オーナーのデビッド・ベッカム氏らに大きなブーイングが浴びせられるなど騒動に発展した。

　メッシはサウジアラビアでの初戦で患部に違和感が出たことを明かした上で「本当に運が悪かった。香港では多くの人に集まってもらって自分もプレーしたかったが、残念な結果になって悔しい」と釈明した。

　神戸戦についても「まだ明日プレーできるかは分からない。ここ数日に比べれば、だいぶ良くはなっている感触はある」と出場は不透明なまま。それでも午後に千葉市内での冒頭１５分のみが公開された練習では、ミニゲームに参加する姿も見せたメッシ。フランス１部ＰＳＧに所属していた２２年以来の来日で、日本のファンの前でプレーを見せられるかが注目される。