なでしこ五輪最終予選 AFCが北朝鮮へアウェー戦の中立国開催を提案 佐々木委員長「不透明な点が多いため」
日本サッカー協会(JFA)は8日、ホーム&アウェーで北朝鮮と戦うパリ五輪アジア最終予選へ臨む女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバーを発表した。
会見冒頭では、JFAの佐々木則夫女子委員長がアウェーで行われる24日の初戦について、当初は北朝鮮・平壌での開催が予定されていたが「2月24日開催のアジア最終予選について、中立地域会場を提案する通達がAFCから北朝鮮へあった」と明かし、中立国での開催を前提とした中で開催地が未定となった。
佐々木委員長は開催地変更が検討されている理由について「各種調整状況をモニタリングし、北朝鮮への到着、出発の定期フライトが飛んでいないこと。試合開催に向けて競技運営の観点からも不透明な点が多いため」と説明した。
現状はAFCと北朝鮮の協議の結果を待つ状態だが、アウェー戦が中立国開催となる可能性が高まった形だ。28日のホームでの第2戦については予定通り国立競技場で開催する。
ただ、ホームでの試合についても佐々木委員長はチケットの販売状況について「アウェーゴール裏がですね、かなり埋まっているようです」とし「ホームの雰囲気でしっかりと勝ちたい。多くのサポーターがなでしこジャパンを後押ししていただければ」とサポーターの来場を呼びかけていた。