横浜M・キューウェル新監督 海外移籍でチーム離脱のFW西村に自身重ねる「チャンスをつかんだ」
J1横浜Mが9日、横須賀市内で練習を行った。練習後に取材に応じたハリー・キューウェル新監督(45)は、海外クラブへの移籍を前提とした交渉、準備のためチームを離れることが発表されたFW西村拓真(27)について言及した。
西村は昨季32試合に出場し3得点。横浜へ完全移籍した22年シーズンは、27試合の出場で10得点を記録しリーグ優勝に貢献した。開幕前に主力が抜け、キューウェル監督は「いい選手がいなくなる影響は少なからずある。僕もそうだったが、彼にとってはヨーロッパに行けるチャンスをつかんだ」と、現役時代、イングランド・プレミアリーグのリーズやリバプールでプレーした自身と重ねた。
その上で「空いたポジションに他の選手が入ってくる機会がある。今後、抜けた穴を『俺が埋めるんだ』っていう選手がどんどん増えていことがすごく大事だと思っています」とチームの活性化を求めた。
今季の初戦となるACL決勝トーナメント第1戦、アウェーのバンコク戦が14日に行われる。「キャンプからこれまですごくいい状態でやってきている。けが人も順調に回復に向かってポジティブなニュースは多い。残り数日間の練習でいい準備をして、最終的にしっかりACLに臨んでいきたい」と意気込んだ。