横浜M・飯倉 名勝負再現誓った J創設1993年の開幕戦と同カード「伝統ある一戦」
32年目を迎えるJリーグの新シーズン開幕を告げる「2024Jリーグ開幕PRイベント」が19日、都内で行われた。横浜MのGK飯倉大樹(37)は、Jリーグが創設された1993年5月の開幕戦と同カードとなる東京Vとの“伝統の一戦”(25日・国立)に向けて「今回も2-1でマリノスが勝たせてもらいます」と名勝負の再現を誓った。
すり切れるほど視聴したというJリーグ開幕戦の映像が会場スクリーンに流れ、気持ちがさらに高ぶった。画面越しから感じてきた31年前の熱気を、今度はピッチで味わう番。横浜Mの下部組織出身で、チーム最年長の飯倉は“ライバル”相手に対抗心を燃やした。
「伝統ある一戦。マリノスのプライドを持って開幕戦に臨めたら」。
31年前に横浜Mのゴールを守っていたのは、クラブの松永成立GKコーチ。前半19分にヴェルディのマイヤーに先制ゴールを許したとはいえ、飯倉は「シゲさん(松永コーチ)の飛んでる姿とか全てが詰まったワンシーンだったので感動的でした」と鮮明に覚えている。
松永コーチから「ヴェルディに対して、すごいライバル心がある」と伝え聞いた。横浜MのGKのユニホームが、東京Vのチームカラーである緑色にならないのも「僕の主観ですけど、シゲさんのプライドがあるのかな」と推測している。
目標のリーグ制覇、ACL初優勝へ勢いを付けるため勝利は絶対条件。「自分たちのステップアップ。優勝のための一戦にできたら」と勝つことしか考えていない。満員の国立を沸かせるのは、今回もトリコロールの戦士たちだ。