パリ五輪出場を目指すサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のＤＦ熊谷紗希（３３＝ＡＳローマ）が２０日、千葉県内で行われている代表合宿に合流。開催地が未定となっていた北朝鮮戦（２４日）の場所がサウジアラビア・ジッタに決まる見込みとなり、「そこに向けていい準備をするしかない」と話した。

　この日、ＪＦＡの佐々木則夫女子委員長が「ＡＦＣからサウジアラビアのジッタで開催する方向で準備をしているという情報が入り、その旨で準備をしてくださいと指示があった」と発表。選手は今日の夜、２便にわかれて現地に向かう予定となっている。

　代表経験が長い熊谷にとっても、一連の騒動は前代未聞の出来事で「正直、こんなこと起こっていいのかなと思います」と本音を吐露。「選手は試合に向けた準備をするのが仕事ではあるんですけど、やっぱりオーガナイズする方にも絶対ベストコンディションで臨ませる責任があると思う。今後はこんなことがあっちゃいけない。まあ今回もですけど」と話した。