痛恨敗退の川崎・鬼木監督「結果を出せなかったのは自分の力のなさ」ロスタイムに失点、ACL16強で散る
「ACL・決勝トーナメント1回戦、川崎2-4山東」(20日、Uvanceとどろきスタジアム)
第2戦が行われ、川崎は試合終了間際の失点が響き2戦合計得点での逆転を許し、ACL16強で敗退となった。
川崎がアウェーでの第1戦を3-2で勝利して迎えた第2戦。だが、試合開始早々から予想外の展開となった。
「立ち上がり少し硬さがあった」と前半8分に自陣でDF大南がボールを奪われ、そこから先制点を献上。同25分はMF脇坂のグラウンダーでの左CKがカットされ、そこからカウンターで2点目を失った。ミスによる2失点で劣勢に立った。
それでも前半30分には、MF山本のパスを受けたDF三浦がペナルティーエリア内左から左足を振り抜いたシュートをたたき込み、今季から新加入の2人が見事な連係で反撃の1点を奪う。
さらに後半14分には、FW家長の右からのクロスをFWマルシーニョがシュート。ポストにはじかれるが、跳ね返りをFWエリソンが右足で豪快にたたき込んで同点に追いついた。
それでも「多くのチャンスを決めきれなかった」と指揮官が悔やむ決定力の不足が響き、相手を突き放す得点を奪えず。
すると後半28分に山東に勝ち越され、再び2戦合計得点で並ばれる。さらに試合終了間際の後半52分にゴール前での混戦から押し込まれて失点。2戦合計5-6となり敗退となった。試合後、鬼木監督は「結果を出せなかったのは自分の力の無さ。今日のゲームを勝たせられないといけなかった」と悔しさをにじませていた。