川崎ACL16強で散る 初戦勝利から大逆転負け 脇坂主将「懸けていた思いがあった」

 山東に敗れ、肩を落とし整列する川崎イレブン
 山東に敗れ、肩を落とす川崎イレブン
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 「ACL・決勝トーナメント1回戦、川崎2-4山東」(20日、Uvanceとどろきスタジアム)

 東地区の第2戦が行われ、J1川崎はホームで山東(中国)に2-4で敗れて準々決勝進出を逃した。川崎は13日にアウェーでの第1戦に3-2で勝ったが、2戦合計で5-6と逆転を許した。山東はJ1横浜Mとバンコク・ユナイテッド(タイ)の勝者と3月の準々決勝で対戦する。

 悪夢の敗戦で、初のアジア制覇を目指した道がベスト16で途切れた。アウェーでの第1戦を3-2で勝利して迎えたホームでの一戦。だが、鬼木監督が「立ち上がり少し硬さがあった」と開始早々の前半8分に自陣でDF大南がボールを奪われて先制を許すと、同28分にも追加点を奪われた。

 前半30分にDF三浦、後半14分にFWエリソンと新加入2人がゴールを挙げるが、勝負を決める追加点は奪えず。1点を勝ち越され、さらに後半51分にゴール前の混戦から押し込まれて失点。2戦合計得点が5-6となり敗退が決まった。

 ショックの残る敗戦に主将のMF脇坂は「(ACLに)懸けていた思いがあったので…」と悔しさがにじむ。それでも24日にはリーグ戦が開幕。「しっかり切り替えていい準備をしたい」と、次の戦いへ懸命に前だけを向いていた。

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