J2初のACL決勝T 甲府は16強で敗退 韓国の蔚山に2戦合計1ー5で完敗
「ACL・決勝トーナメント1回戦、甲府1-2蔚山」(21日、国立競技場)
第2戦が行われ、J2の甲府はホームで蔚山(韓国)に1-2で敗れた。15日にアウェーでの第1戦を0-3で敗れ、2戦合計1-5となり、ACL16強で敗退となった。
3点差をひっくり返す逆転勝利へ。1次リーグ2勝1分の無敗と相性がいい“ホーム”で巻き返しを図った甲府だったが、蔚山に力負けした。
前半11分に蔚山・キム・ジヒョンのゴールで先制を許した。早い時間帯から1点でも返したかった甲府には重すぎる失点。2戦合計の相手リードがさらに広がり、苦しい展開を強いられた。
チャンスを作るも、なかなか最後を決めきれない展開が続く。前半36分にFKからのこぼれ球に反応したFWウタカが決定機をつくるもシュートはゴール左へ。続く38分にはMF木村がドリブルでペナルティーエリア中央まで持ち込み、左足を振り抜くも、相手GKチョ・ヒョヌがセーブ。さらに39分にもウタカ、DF鳥海が立て続けにシュートを放ったがゴールネットを揺らせず。前半だけで枠内シュートは8本を数えた。
とにかく点を取るしかない甲府は、後半から宮崎に代えてFWアダイウトンを投入。最後まで相手ゴールを脅かし続けた。後半43分に途中出場のMF三平のゴールでようやく1点を返したが、アディショナルタイムに失点。とどめを刺された。
J2のクラブとして初めてACLの1次リーグを突破するなど、新たな歴史をつくった甲府。未知の戦いはベスト16で終わりを迎えた。
蔚山は全北現代(韓国)と3月の準々決勝で対戦する。