神戸 J1連覇へ「課題も修正」と吉田監督 24日・磐田戦へ「勝ち点3取る」 武藤も復帰
J1神戸・吉田孝行監督(46)が23日、磐田との開幕戦(ヤマハ)を24日に控えたオンライン会見を行い「いい準備ができた。勝ち点3を取れるように頑張りたい」と意気込みを語った。
史上8度目(6チーム目)のリーグ戦連覇に挑戦する今季。開幕前の公開試合は7日のプレシーズンマッチ・米MLSマイアミ戦、17日の富士フイルム・スーパーカップ・川崎戦いずれも無得点だった。吉田監督は「メンバーが厚くなり、キャンプ序盤からいい仕上がりで逆に不安だったほど。試合を重ねてたくさんエラーも出たこともポジティブに捉えている。スーパーカップも課題が出たが、修正してみんなで同じ絵を描けるようになった」と課題をクリアして公式戦に挑む手応えを示した。
磐田については「ボールを保持して攻撃するスタイル。相手がどう来ても攻守で自分たちのやりたいことができるかが大事」と対策を示した。マイアミ戦以降を不出場だった元日本代表FW武藤嘉紀については「元気な姿でいます。元気で何より」と、すでに練習に復帰したことを明かした。開幕戦の出場などコンディションについては「コメントを控える」と明言しなかったが、リーグ戦序盤には出場できる見込みだ。
元日本代表DF酒井高徳(32)は「磐田はJ1に昇格して勢いを持っている。押されるのではなく押し倒すくらいのものを出せれば、開幕からいい流れに乗れる」と王者として立ちはだかる気迫をみせた。「代表戦で国際大会に出た時、トーナメントもリーグだろうが1戦目が大事だと言い続けていた。初戦は大きなエンジンになる」と初戦の重要性を説いた。