サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」は２４日午後４時４分（日本時間同１０時４分）から、サウジアラビアのジッダでのパリ五輪アジア最終予選第１戦で北朝鮮代表と対戦する。２３日は試合会場で、冒頭以外を非公開にして最終調整。日本は２大会連続の五輪出場を目指す。２８日の第２戦は東京・国立競技場で行われ、２戦合計の勝者が五輪出場権を獲得する。世界ランキングは日本が８位、北朝鮮が９位。対戦成績は日本の７勝５分け１２敗。昨年の杭州アジア大会では、主力抜きの日本が４－１で勝った。

　大先輩の期待を受けてピッチに立つ。攻守の鍵を握るのが背番号１０のＭＦ長野（リバプール）だ。かつて同じ番号を背負った澤穂希さんから「（戦う）背中を見せられる選手」とエールを送られ、「泥くさく、私らしいプレーで貢献したい」と意気込んだ。優れたパスセンスに加え、身を粉にして走り回れるのも特長だ。「気持ちを前面に出してくる」北朝鮮に「まず基本的なところで負けない」と一歩も引くつもりはない。