「明治安田Ｊ１、町田１－１Ｇ大阪」（２４日、町田ＧＩＯＮスタジアム）

　今季Ｊ１に昇格した町田が開幕戦でＧ大阪に引き分け、勝ち点１を獲得した。黒田剛監督は試合後の取材で後半にＭＦ仙頭啓矢が２度目の警告を受けて退場した場面について言及した。

　１－０で迎えた後半１５分。ピッチ中央付近でＧ大阪の鈴木がトラップで落としたボールに仙頭がチャージ。ボールを奪おうと足を上げると、鈴木がボールを蹴ろうと上げた足と接触。仙頭のスパイクの裏が高く上がった危険なプレーと判断され、主審からこの日２枚目となるイエローカードを提示された。黒田監督は「あれが２枚目で、特に接触もなかったので」と声を落としつつ、「足の裏が浮いてしまったということだったので。残酷っぽく見えるけど、ジャッジはジャッジなので従うべき」と話した。

　１０人となった町田はその後、ガンバの攻撃をしのぎ続けるも、同３９分に途中出場のＦＷ宇佐見にゴール前左からＦＫを決められて同点に。Ｊ１初勝利がスルリと逃げ、引き分けに終わった。それでも黒田監督は「勝ち点１取れたのを今はポジティブにとらえていきたい」と前を向いた。