横浜M・キューウェル監督 3・1ホーム開幕戦で2万人割れ危機に「みなさんと一緒に戦っていきたい。ぜひ足を運んでいただければ」と来場呼びかけ
J1横浜Mのハリー・キューウェル監督(45)が、ホーム開幕戦となる3月1日の福岡戦(日産)へ向け、ファン・サポーターへスタジアムへの来場を呼びかけた。
25日にはアウェーの国立で後半ロスタイムにDF松原がスーパーゴールを決めて東京Vに劇的な逆転勝ち。5万3026人の観衆を集めた熱戦で、キューウェル監督は「最後の笛が鳴るまで声援を送ってくれたからこそ、あの劇的な結果になった」とサポーターへの感謝を述べた。
だが、勢いに乗りたいホーム開幕のチケット販売は苦戦中。この日の10時時点で販売数は約1万8000枚だ。ウイークデーとなる金曜日のナイターという厳しい状況。そして開幕戦が東京Vとの黄金カード復活で盛り上がった反動なのか…伸び悩みを見せている。
新型コロナ禍で観客制限があった21、22年シーズンを除けば、昨季は3万4035人を記録するなど、過去10年間で日産スタジアムでのホーム開幕戦が2万人を切ったことはない。
前日には北朝鮮サポーターにゴール裏の販売数で劣勢だった女子日本代表「なでしこジャパン」の池田監督が「ぜひ国立競技場に足を運んでいただき、一緒に闘ってほしい」と呼びかけ、この日の午前中には日本側のゴール裏席の販売数がアウェーを上回った。
キューウェル監督は「ホーム開幕で良いスタートを切るには、みなさんの力が本当に必要だと思う。最高の雰囲気をつくっていただき、良いスタートを切り、週末を笑顔で過ごしたいと思っている」と、ファン・サポーターの後押しを切望していた。