なでしこJ主将・熊谷、北朝鮮戦の開催地変更問題でAFCへ意見伝える方針「今後このようなことが起こらないように伝える義務がある」

 パリ五輪出場を決めた一夜明けで喜びを表すサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のDF南、DF熊谷、MF長野(左から)
 出国前に取材に応じるサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」DF熊谷
 日本を離れる前に取材に応じサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」MF長谷川
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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の主将を務めるDF熊谷紗希(33)=ASローマ=が29日、羽田空港発の航空機で離日前に取材に応じ、パリ五輪アジア最終予選の北朝鮮戦で、変更になったアウェー開催地が直前まで決まらなかった問題について、アジアサッカー連盟(AFC)などに現場の声を上げていく考えを示した。

 当初は平壌で開催予定だった24日の五輪最終予選の第1戦は、試合へ向けた準備などが困難なことからAFCが北朝鮮側へ中立地開催の検討を提案。だが直前まで開催地が決まらず、21日にサウジアラビア・ジッダでの開催が決まるなどの混乱が見られた。

 海外組などは移動などで難しい状況を強いられたが、熊谷は「4日前まで開催地が決まっていなくて、選手が大きな移動を余儀なくされた。正直、あってはいけないことだと思っている。今後のためにしっかりしたレギュレーションをつくるべきだと伝えるつもり」と自身の考えを明かした。

 前日に国立競技場で行われた第2戦に勝利し、パリ五輪への出場権は得たが、今回の問題をうやむやにするつもりはない。「戦っている最中は何一つ言い訳にはできなかったので、やるしかなかった。全部終わってからやるべきことはやろうかなと。勝ったからこそ言えることなのかなと思っている」と話した。

 どのような形でAFCに選手の意見を伝えるかは検討中とした上で「どの形がいいか。レターでも書けるし、話す機会を設けてくれれば話せる。(関係者と)相談しながら伝えて行けたらいいかなと思う」と今後の見通しを説明した。

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