東京V遠いJ1復帰星 いら立つ城福監督「しゃべらせないで。それ以上。批判のように書かれる」
「明治安田J1、C大阪2-1東京V」(9日、ヨドコウ桜スタジアム)
終了間際の悪夢が三たび繰り返された。東京Vは開幕から3試合連続PK献上で2敗1分け。16年ぶりのJ1勝利は遠く、いら立ちを隠せない城福浩監督は試合終了後、審判への異議で警告を受けた。会見では「サポーターに悔しい思いをさせた」と言葉を絞り出した。
0-1の後半9分、FW木村の同点ゴールで勢いづいたが、後半20分にはDF稲見が2度目のイエローカードで退場。後半45分にDF林が相手FWレオセアラにファウルを与え、PKで決勝点を奪われた。城福監督は「1人少なかろうが、われわれはできると思っていた。後半のPKシーンまでは、勝ち点1にふさわしい試合をできた。選手の頑張りが結果につながらず本当に残念」とイレブンの無念を背負い込んだ。
戦術について気丈に話したが、3試合連続で勝利を目前に落としたことを問われるといら立ちを隠せず「監督の力不足じゃないですか。今日はしゃべらせないでください。それ以上のことは。そうじゃなくても批判のように書かれるので」とイスを蹴るように立ち上がり、会見場を後にした。