アーセナル PK戦制し14季ぶり8強 4人全員成功 アルテタ監督「あまりにも長過ぎた」
「欧州CL・決勝トーナメント1回戦、アーセナル1(PK4-2)0ポルト」(12日、ロンドン)
日本代表の冨安健洋の所属するアーセナル(イングランド)が14季ぶりの準々決勝進出を決めた。ホームのポルト(ポルトガル)戦は1-0で、2戦合計1-1となって延長でも決着せず、PK戦を4-2で制した。冨安はベンチ入りしたが、出番はなかった。
ポルト4人目のキックを左に跳んで止めたGKラヤを囲んで歓喜の輪ができた。アーセナルは2試合で計210分を終えて迎えたPK戦を4-2で制し、実に14季ぶりの8強入り。殊勲の守護神は「CLで2本もPKを止めて、準々決勝にも進めて感無量だ」と興奮を抑えられなかった。
前半41分、トロサールが正確なシュートを決めて2戦合計で同点に。以降は一進一退の攻防で、PK戦は4人全員が成功して激闘に決着をつけた。
名将ベンゲル監督が率いた09~10年シーズンを最後に8強から遠ざかっていた。アルテタ監督は「本当にうれしい。アーセナルのようなクラブにとって、14年間も待つのはあまりにも長過ぎた」と感極まり、「それほどCLは難しい大会ということだ」と強調した。現在プレミアリーグでも首位に立つ。2冠を視野にシーズン終盤へ期待が膨らむ。