長友奮えた「来たか」1年3カ月ぶり代表招集 W杯5大会連続出場へ「やっと一つの扉が開けた」
日本サッカー協会は14日、都内で会見を開き、2026年北中米W杯アジア2次予選兼27年アジア杯予選となる北朝鮮戦(21日・国立、26日・平壌)の日本代表26人を発表した。37歳のベテラン、DF長友佑都(FC東京)が一昨年のカタールW杯以来となる代表復帰。森保一監督(55)は、難しい戦いとなる北朝鮮戦でピッチ内外でのまとめ役としても大きな期待を寄せた。
1年3カ月ぶりの代表招集に、長友は「来たか」と奮えたという。4大会連続出場となったカタールでのW杯の激闘を終えて一度は引退を考えたが、湧き上がってきた5大会連続出場への思いが現役続行を決断させた。
「笑う人もたくさんいた。それでも、5回目のW杯を目指すということを口にしてきた。言霊という言葉があるように言い続けて信じ続ければ、道はつながっていく。やっと一つの扉が開けた。ここから勝負が始まる」
そして、アジアで勝つ道の険しさを誰よりも知っている。「アジアの厳しさは僕が痛いほど経験してきている。後輩たちに伝え、自分が姿勢で示していきたい。空気が悪ければ、僕が空気清浄機のように空気を入れ替えていく。僕が吸い取って、きれいな空気に変えていきます」と話した。
再び日の丸を背負い、北中米W杯を目指す挑戦の扉が開いた。「僕と同世代や、違う仕事でもベテランと言われる人に勇気を与えられると思う。前人未到の5大会を目指し、自分の生きざまを見せていきたい」。長友劇場は、まだ終わらない。