J1川崎 鹿島にリーグ戦9年ぶり敗戦で3連敗 マルシーニョ弾で先制も後半暗転 鬼木監督「記録はいつか途切れる」も悔恨「自分たちの戦い方できなかった」

 前半、先制ゴールを決め、駆け出す川崎・マルシーニョ(奥左)
 後半、チーム2点目のゴールを決めた鹿島・鈴木(奥右)
 後半、競り合う鹿島・佐野(手前)
3枚

 「明治安田J1、鹿島2-1川崎」(17日、カシマスタジアム)

 川崎が16年以来、リーグ戦負けなしだった好相性の鹿島にも敗れ、3連敗となった。

 ホームで2連敗を喫して臨んだ鹿島戦で、前半35分にFW家長のシュートをGKがブロックしたこぼれ球を、FWマルシーニョがゴールへたたき込んで先制。今回も鹿島との相性の良さが出たかと思われた。

 だが、後半2分に鹿島FWチャブリッチに同点ゴールを許すと、その3分後に左からの折り返しがクロスバーで跳ね返ったところをFW鈴木に押し込まれて勝ち越しを許した。さらに、後半30分にはマルシーニョが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、反撃の糸口をつかめないまま敗戦となった。

 川崎は15年8月に鹿島に敗れて以降、この試合まで鹿島相手にリーグ戦で16試合(12勝4分け)負け無し。監督就任後はリーグ戦で鹿島に初黒星となった鬼木監督は「記録はいつか途切れる。そこに思いはない」と話したが、「一番残念なのは、自分たちの戦い方を最後までできなかったこと。そこが一番悔やまれる」と悔しさをにじませた。

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