サッカーW杯予選3・26平壌での一戦中止 日本の「悪性伝染病」報じられ防疫上措置の影響

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は21日、日本が北朝鮮と対戦するアウェー戦(26日)の平壌での開催中止を明らかにした。試合実施や代替開催地は未定。北朝鮮では日本の「悪性伝染病」が報じられており、日本で報告数が増えている劇症型溶血性レンサ球菌感染症を警戒した防疫上の措置の影響とみられる。

 試合後に田嶋会長は「平壌ではやらないということが決まった」と話した。チームは22日に出発して北京で調整後、25日に平壌入りする予定だった。

 アジア連盟(AFC)は3月上旬に平壌を現地視察し、金日成競技場での試合実施に支障がないと判断していた。アウェーの北朝鮮戦を巡っては、2月にも女子日本代表「なでしこジャパン」のパリ五輪アジア最終予選第1戦が当初予定の平壌では行われず、試合3日前にサウジアラビアのジッダ開催が決まる異例の経緯をたどった。

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