MF堂安が存在感 虎の子1点演出&積極的にゴール狙う
「W杯アジア2次予選、日本代表1-0北朝鮮代表」(21日、国立競技場)
背番号「10」をつけるMF堂安律(フライブルク)が、存在感を見せつけた。前半2分、ゴール前の混戦から、こぼれ球を拾って中央へ折り返し、田中碧の先制ゴールへとつなげた。
前日には初戦に向けて「しっかりと相手の、少しでも希望をへし折るような結果と内容で戦えれば、2戦目、相手にノーチャンスと思われるような、アドバンテージを持って、向こう(平壌)に向かえると思うし、まずはしっかり明日集中したいなと思う」と語っていた。宣言通りに先制点を演出する活躍を見せた。
自身も前半13分に左足でのダイレクトボレーを放つなど、前半だけで5本のシュートと積極的にゴールを狙っていった。「それ(ゴール)をしなくちゃいけないと思っているし、それをしないと自分が代表に選ばれている意味もないので、そこをこだわってやりたい」という意識に沿った働きを見せた。
アジア杯で敗退後、初の代表戦。「対戦相手じゃなくて、自分たちからアクションを取っていけるようなサッカー、プレーをしたい」と話していた通り、相手にペースを渡すことなく試合の主導権を日本へと呼び込んだ。