U-23日本 マリに逆転負け 守備陣は課題浮き彫りに反省 GK野沢「してはいけないミス続いた」

 前半、マリにゴールを許したU-23日本。(左から)高井、西尾
 後半、マリに3点目のゴールを決められ、厳しい表情を見せるGK野沢(12)ら
 後半、マリにゴールを決められるGK野沢
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 「国際親善試合、U23日本代表1-3U23マリ代表」(22日、サンガスタジアム)

 パリ五輪出場を目指すサッカーU-23日本代表は、4月のアジア最終予選を兼ねたU-23アジア杯前最後の調整期間となる2連戦の初戦で、マリに逆転負けを喫した。25日はウクライナ(ミクスタ)と戦う。

 MF平河のゴールで先制したが、前半34分にマリMFサンギャレのボレーシュートで同点にされた。後半8分には、セットプレーから奪い合いの隙にMFトゥンカラに押し込まれ決勝点を献上。同45分にも失点を重ね3失点。約1カ月後の決戦を前に不安が募る内容となった。

 3失点という現状に、GK野沢は「ある意味、課題がたくさん出た。キーパーとしてミスしてはいけないミスが続いた。すぐ修正できる」と反省点を挙げた。体格で勝マリに「個の差はある。剝がす力も、キープする力も相手が上だったと思う」と振り返り「今から取り組める部分も、個々のレベルアップもそうですが、組織としてさらに団結する必要はある」と語った。

 DF西尾は「3点目もミスから始まり、一瞬の隙を突かれた。隙を見せないというところは自分も含め、ディフェンスライン全員が言われていたことなので、試合で隙をみせたらやられると痛感した。そこは課題」と唇をかんだ。「こういう相手と最終予選前にできたというのはポジティブに捉えて、同じ結果にならないように改善しないと」と現実を直視。パリ五輪をかけたアジア最終予選まで1カ月、課題に向き合っていく。

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