サッカーU-23大岩監督 マリ戦の敗戦は「危機感を持たせてくれた」OA枠は「今は全く考えてない」
パリ五輪出場を目指すサッカーU-23代表の大岩剛監督(51)が26日、北九州市内で取材に応じ、1勝1敗で終わった国際親善試合2連戦について「いろんな意味で最終予選前にピリッとすることができた」と総括した。
4月15日に開幕するパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ(カタール)前最後の調整期間となった。22日のマリ戦は1-3で逆転負けを喫したが、「危機感を持たせてくれた。それをわれわれスタッフは戦前から望んでいたことだったので、非常にいい試合だった」と前向きに振り返った。
25日のウクライナ戦はマリ戦で浮かび上がった連係面などの課題を修正し、2-0で快勝。「2試合目に出た選手が本当に攻撃の面も守備の面でも、もう1回自分たちの立ち位置に戻ろうよっていう気持ちになってやってくれた結果」と評価した。
A代表では、平壌で行われる予定だったW杯アジア2次予選での北朝鮮戦が急きょ中止に。仮に不戦勝となれば最終予選進出が決まり、6月の試合が”消化試合”になる。その場合、U-23代表に関して、五輪でのオーバーエイジ枠の選出について影響が出る可能性もがあるが「今は全く考えてないです。そうなったのもここ最近じゃないで、そうなるかもしれない段階なので。当然、その時の状況で決めていきましょうっていう話にはなっています。森保さんとダイレクターと少しコミュニケーションとってますけどね。招集と同じで、その都度でジャッジしていかなきゃいけないので、そういうスタンスではいます」と話した。