Ｊ１神戸・吉田孝行監督（４７）が２日、第６節の鳥栖戦（３日・駅前スタジアム）に向けてオンライン取材に応じ、「アウェーなので相手を勢いに乗らせない。勝ち点３を取る」と意気込みを語った。

　３０日・札幌戦（ノエビアスタジアム）はＦＷ宮代大聖、ＦＷ武藤嘉紀がそれぞれ２ゴールし、ＤＦ山川哲史もキャリア２点目を挙げるなど６得点で大勝した。攻撃陣で４人の故障者を抱える中だったが、昨年前十字靱帯（じんたい）損傷のケガを負ったＤＦ菊池流帆が復帰し、新人のＭＦ山内翔がデビューするなど新しいパターンも見いだせている。

　吉田監督は「チーム内競争力も高まってきて満足している。たくさん選手がいる中でメンバーを選ぶのはうれしい悩み」と連勝へ向けてチーム力の充実に手応えを感じていた。勝てば首位浮上の可能性もあり「順位は気にしない」と平常心で臨む。

　山内は「チーム事情がある中でもチャンスをもらえてうれしかった。出て終わりではなく、試合に出続けるために全力を出すしかない。次こそ数字を残したい」と初ゴールにも貪欲さをみせた。