英サッカー、賭博関与で続く処分 ギャンブル依存症認める選手も

 イングランド・プレミアリーグのアーセナル戦でシュートするブレントフォードのトーニー=3月9日、ロンドン(ゲッティ=共同)
 ACミラン戦で手をたたきながらピッチから引き揚げるニューカッスルのトナリ=2023年9月19日、ミラノ(AP=共同)
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 【ロンドン共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が違法賭博関与で解雇されたことを受け、選手や関係者によるスポーツ賭博の問題が注目されている。英国では200年以上も前からブックメーカー(賭け屋)が存在するとされ、合法な娯楽文化として定着している一方、サッカー選手が関与して処分を受ける例も少なくない。

 イングランド・サッカー協会(FA)は選手、チーム関係者によるサッカーへの賭け行為を禁じている。今季のイングランド・プレミアリーグではニューカッスルに加入した元イタリア代表MFトナリが10カ月、ブレントフォードのイングランド代表FWトーニーが8カ月の出場停止処分を科された。ともに過去の賭博が理由で、ギャンブル依存症であることを認めた。

 間接的に関わったことで罰せられる場合もある。2019年にイングランド代表DFトリッピアーがトットナムからアトレチコ・マドリード(スペイン)に移籍した際、発表前に漏らした情報を基に友人が移籍を予想する賭けに参加。これが翌年に発覚して10週間の出場停止処分を受けた。

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