FC東京・松木玖生 今季初連勝に導く鮮やか2アシスト 五輪最終予選に弾みつけた
「明治安田J1、FC東京2-0鹿島」(7日、国立競技場)
FC東京の頼れる主将が最高の置き土産を残した。パリ五輪出場を目指すU-23日本代表合流前最後の試合で、チームを今季初の連勝に導く2アシスト。松木玖生は「チームの雰囲気も最高だと思う」と手応えを口にした。
開幕から6戦5発と好調のFW荒木が、レンタル元の鹿島戦のため契約上の問題で出場できず。それでも、この日トップ起用のFW仲川が今季初得点。トップ下に入り、初めて仲川と組んだという松木は「できるだけテルくん(仲川)の動きを見て近くにいるように。普段、(遼)太郎くん(荒木)がやってくれているので」と不在の荒木を参考にし、確実に結果につなげてみせた。
はずみをつけ、決戦の地・カタールへ。最終予選1次リーグは中2日の日程だが「言い訳にできない。常に1試合を大切に戦いたい」。貫禄たっぷりの20歳が、パリの出場権獲得へ力を込めた。