神戸ピンチ 大迫ケガで練習欠席、町田戦欠場濃厚 GK前川はレッドカード 若手の勢いで乗り切る
J1神戸が10日、神戸市西区のクラブ施設で練習を公開した。1-2で敗れた前節の7日・横浜M戦で相手選手と交錯し、途中交代したFW大迫勇也の姿はなく、13日・町田戦(国立)も欠場が濃厚。FW武藤嘉紀も別メニュー調整と主力にケガ人が続出し、GK前川黛也も横浜M戦のレッドカードで出場できない状態ながら首位チームとの一戦を迎えることになる。
吉田孝行監督は「人数が足りない状況ではあります」とため息。その上で「いる選手みんなでやるだけだし、こういう時こそみんなで頑張りたい」と総力戦になることを予告した。大迫については右足首付近の故障とし「状況をみてじゃないですか」と話すにとどめ「前線の選手は、大体のイメージをもって人数的には試さなきゃいけないとかでしょう」とした。
しかし下を向いてはいられない。FW宮代大聖が横浜M戦で1得点を挙げるなど、チームトップ4得点と好調。MF佐々木大樹も右ハムストリングの故障から復帰して出場を続けている。指揮官は「チャンスが回ってくる選手もいるだろうし、刺激が入っていい。フレッシュな選手がやってやろうという気持ちで活躍してくれれば」とニューヒーローの出現に期待を寄せた。
佐々木は「まだ僕が復帰してから1敗1分け。決め切れていないので実力不足を感じている」としながらも「サコ君(大迫)頼みではいけない。大聖も僕も、若い攻撃陣がゴールを挙げないと、38試合終わってみて優勝争いとはいかないと思う。自分のストロングを生かしたい」と巻き返しを誓った。3日・鳥栖戦で左目上を5針程度縫うケガもしたが「気にならない」と献身的にゴールを狙う構えだ。