Ｊ１神戸のＤＦ初瀬亮が１２日、首位の町田戦（１３日・国立）に向けたオンライン取材に応じ「明日はいい試合になる」と意気込みを語った。前節７日・横浜Ｍ戦は１－２で敗れ、ＦＷ大迫勇也が負傷交代。ＧＫ前川黛也もレッドカードを受け、チームは正念場にある。初瀬は「前節の悔しい思いを１週間、練習でも持ちながら意思統一した。難しい状況ではあるが、出る選手が全力を出して必ず勝利したい」と表情を引き締めた。キッカーとして試合を組み立てる立場でもあり「セットプレーでチャンスメークできれば」と話した。

　先発出場の可能性が高いＧＫ新井章太は「試合に出る出ない関係なく、同じ準備を１４年間やってきた。どんなことが起こるかは分からないが自信をもってやる。負けた試合の後はパワーが必要なので、僕のような選手が元気にプレーしたい」とベテランとしてけん引することを誓った。

　吉田孝行監督は大迫の状態について「日々良くなってはいる」とした。町田戦に向けては「相手が嫌がることをしてくるチーム。それに対応することと、メンタルも重要。相手の戦術に余計なストレスを抱くのではなく、自分たちのプレーに持ち込むこと」と照準を合わせた。