南葛SC ホーム開幕戦で今季リーグ戦初勝利 風間監督「選手にはもっともっと質を上げないといけないと言った」
「関東1部リーグ、南葛SC2-0東京ユナイテッドFC」(14日、AGFフィールド)
今季から風間八宏新監督(62)を迎えた南葛SCが、東京ユナイテッドFCとの「東京ダービー」となったホーム開幕戦で、今季リーグ戦の初勝利を挙げた。
前半から東京ユナイテッドFCのゴールに襲いかかり、好機をつくる南葛。前半20分に得たPKのチャンスはFW大前のシュートがポストに当たり失敗。だが、前半33分には右サイドからのMF佐々木のクロスを大前が頭で合わせて先制点を奪った。
さらに後半25分には大前の左CKから、最後は柳裕元が飛び込んで豪快なヘディングシュートをたたき込み2点目。相手の反撃を無失点に抑えて今季初勝利。多くのファン、サポーターが駆けつけ風間監督は「みんな本当に期待してくれている。ものすごい温かさを感じながらサッカーをやっている」と話していた。
一方で、今季リーグ戦初勝利にも「選手がどれぐらいできるか、ずっとこれから1年間試していく。目先の一個一個をやっているわけではない」とし、「まだまだ(プレー速度が)速くなるから。選手にはもっともっと質を上げないといけないと言った」とさらなるチームの成長を見据えた。
1ゴール1アシストの大前も「もっと風間さんのサッカーは点を取って勝つのを求めているので」と満足はせず。それでも「風間さんが楽しんでやるというのは常に言っている。やっている人がつまらないサッカーをしていたら見ている人も面白くない。僕らがまず先に、楽しめるサッカーをこれからもしていければ」と話した。