東京V 新加入のチアゴ・アウベス ”東京ダービーショック”も切り替え強調「次に向けて顔を上げていく」
J1・東京Vに3月から加入したMFチアゴ・アウベス(27)が、ルヴァンカップ2回戦のJ2・鹿児島戦(17日、白波スタ)に向けて意気込みを語った。
昨季までJ2山形でプレーし、2年連続2桁ゴールを記録するなど実績は十分。加入後はトレーニングを重ね入念に調整を行い、リーグ戦前節のFC東京戦では初めてベンチ入りした。最後まで出場機会は巡ってこなかったが、城福監督は「おそらく得点を取りに行かなければいけない状況であれば、彼はピッチに立ってたと思います」と話しており、17日の鹿児島戦が“デビュー戦”になる可能性がある。あいさつ代わりの活躍へ-。チアゴは次戦への思いを口にした。
「試合になかなか絡めていない選手が出ると思うので、そういったところで自分たちもできるんだぞって見せる良い機会かなと思う。まずしっかり勝って次のステージにコマを進めることを考えたい」。
前節の”東京ダービー”でチームは、2点リードかつ数的有利の状況から、試合終了間際に追いつかれ痛恨の引き分け。勝利を目の前で逃し、ショックを隠せず倒れ込むイレブンを、背番号14はベンチから見つめた。下を向く主将の森田に寄り添い、なだめる場面もあった。チアゴは「自分自身もそうですし、特にグラウンドに立つ選手はすぐにあの結果を受け止められなかったと思う」と理解を示しつつ「落ち着いて次に向けてちゃんと顔を上げていこうという気持ちで向かっていく」と切り替えを強調した。