サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたＵ－２３（２３歳以下）アジア・カップで、日本は１６日に１次リーグＢ組初戦で中国と対戦する。１５日、チームは冒頭以外を非公開にして最終調整を行った。１次リーグは１６チームが４組に分かれ、各組２位までが準々決勝に進む。大会３位までが五輪出場権を獲得し、４位は５月９日にフランスでギニアとのプレーオフに臨む。

　Ｕ－２３日本代表の大岩剛監督は、グループステージ初戦となる中国戦を前に前日会見に出席し、「非常に良い準備ができています。しっかりと明日の初戦に向けてチーム一丸となって良い準備をしたい」と話した。

　日本は８大会連続の五輪出場を目指す。初戦は独特の重圧がかかることが想定されるが、指揮官は「いろんな面で準備をしてきた。メンタル、個人戦術、チーム戦術を全て発揮して第１戦に向かっていきたい」と落ち着いた口調で意気込みを示した。会見中は何度も「いい準備ができている」と語り、各国の報道陣からの質問に多くは語らず、淡々と回答していた。