FC東京、17歳のプロが決意 佐藤龍之介がルヴァンカップへ意気込み「待ちに待った試合」
J1・FC東京のMF佐藤龍之介(17)が16日、ルヴァンカップ2回戦のJ3・YS横浜戦(17日、ニッパツ)に向けて、「待ちに待った試合なので、出場機会をもらえたらいろんな思いを持ってピッチで表現したい」と意気込みを語った。
FC東京の下部組織出身で、16歳の昨年8月にプロ契約を結んだ青赤期待の若手。16歳でのプロ契約は久保建英(レアル・ソシエダード)以来、2人目だった。今年、U-19日本代表にも選出され、3月のヨルダン遠征に参加した。
”プロデビュー戦”は昨季のルヴァンカップでのC大阪戦で、「すごい憧れのプロの世界を体験した」と振り返る。以降、リーグ戦ではまだ出場機会がなく、試合への思いは去年以上に増している。今年から高校を通信制に切り替え、サッカーに集中できる環境で自身を磨いてきた。
「全部成長できている自信がある。去年見た人が感じてくれたらうれしいですし、攻撃の質の所はシュートだったり練習を積み重ねているので、結果を出してより見える数字を求めていきたい」
3月のヨルダン遠征ではシリア戦でゴールを決めたが、「アジアで戦う難しさっていうのを改めて感じて、このままじゃダメだなっていうのは個人としてもそうだしチームとしても感じた」と刺激になった。「一人一人が自チームの試合に出て、個のレベルを上げていくのが大事になっていくと思う」。アジアを経験し、一皮むけた17歳が待望のピッチで躍動する。