パリSG・バルセロナ相手に劇的大逆転!3季ぶり4強入り果たす 2得点活躍のエムバペ「(この勝利は)全ての人たちのもの」
「欧州チャンピオンズリーグ・準々決勝第2戦、バルセロナ1-4パリ・サンジェルマン」(16日、バルセロナ)
パリ・サンジェルマンとドルトムントが準決勝に進出した。パリSGは敵地でバルセロナに4-1で逆転勝ちし、2戦合計6-4として3季ぶりの4強入り。エムバペが後半にPKなどで2得点した。前半に退場者を出したバルセロナは、第1戦のリードを守れず5季ぶりの4強を逃した。ドルトムントはホームでアトレチコ・マドリードに4-2で勝ち、2戦合計を5-4とひっくり返して11季ぶりのベスト4進出を決めた。
ホームでの第1戦を2-3で落としたパリ・サンジェルマンが、劇的な大逆転で3大会ぶりに4強へ駒を進めた。今季限りでの退団報道が過熱する中、敵地で2得点の活躍を見せたエースのエムバペは「最高にうれしい。表舞台にいるのは選手だけど、この勝利は裏方のスタッフやクラブに関わる全ての人たちのもの」と感謝した。
1点を追う前半29分、バルコラが鋭い突破で相手DFアラウホの反則を誘って退場に追い込むと、同40分のデンベレのゴールを皮切りに数的有利を生かして攻め続けた。後半9分にビティーニャがミドルシュートを蹴り込んで2戦合計を4-4とすると、エムバペが7分後にPKを決め、終了間際にも追加点を奪った。
クラブが悲願とする欧州CL初制覇に向けて今季、バルセロナを欧州王者へと導いた経験のあるルイスエンリケ監督を招聘(しょうへい)した。同監督は「私にとって古巣と戦うのは難しいことだった。もうないことを願っている」と喜びは控えめだった。