ザッケローニ元日本代表監督「長谷部は完璧なキャプテン」 引退表明一夜明け関係者からねぎらいの声
サッカー元日本代表主将の長谷部誠(40)=アイントラハト・フランクフルト=の引退表明から一夜明けた18日、関係者からねぎらいの声が上がった。
2014年W杯で日本を率いたザッケローニ氏は日本協会を通じ「長谷部は私にとって完璧なキャプテン。豊かな人間性、優雅な立ち居振る舞い、常に正しい判断力はまさにリーダーで、30年間にわたる監督のキャリアの中でも比類なきものでした」とたたえた。
代表主将の経験を持つ日本協会の宮本恒靖会長は「日本のサッカーの発展にもぜひ貢献してほしい」とコメント。18年W杯でともに戦ったDF昌子源(町田)は歴代最多81試合で主将を務めた統率力に「今後あのようなキャプテンが出てくることはないと思うぐらいの人だった」と称賛した。
ドイツ国内でも大きく報じられ、大衆紙ビルトは「彼のような模範的なスターはほとんどいない。誰もが彼のプロ意識、倫理観、謙虚さ、礼儀正しさを絶賛している」と評し、専門誌キッカーは「選手としても人間としても素晴らしい人物を失う」と引退を惜しんだ。