警告数20はJ1で最多…町田のファウル数が多くなるワケとは 黒田監督「ブレずにやっていきたい」
J1町田の黒田剛監督(53)が19日、第9節のFC東京戦(21日、味スタ)に向けた非公開練習後に取材に応じ、チーム全体としてファウル数が多くなる要因について説明した。
Jリーグ公式サイトによると、第8節までのチーム総警告数で町田は20を記録し最も多い。ファウル総数は最多の湘南(135)、福岡(126)に続いて122となっている。
そもそものチーム戦術として、黒田監督は「目的はゴールを奪うことであって守備をすることではない」と、アグレッシブな守備でのボール奪取から攻撃につなげることを重要視している。そのため「多少ファウルが多くなったりすることがあるかもしれない。どっちかというと”守”から”攻”に入っていくスイッチをわれわれは強調するので、球際っていうものに対して、強めに意識する」と話した。
続けて「相手のボールの移動中にどれくらい寄せられるか、人に対して自由を与えないっていうことがわれわれのサッカーのコンセプトである以上、やっぱり多少そういったファウルに見えるところはあるかもしれない。でもこれがポゼッション主体のチームだと、ライン間で受けたり、人から離れてサッカーをするということだから、そっちの方がファウルは少なくなる」と説明した。
その上で「あまりそういったことに惑わされることなく、自分たちのサッカー。相手が嫌がるサッカーをどれくらい実行できるかというとこなので。そこはブレずにやっていきたい」とうなずいた。