「パリ五輪アジア最終予選兼Ｕ２３アジア・カップ・１次リーグ、日本代表－韓国代表」（２２日、ドーハ）

　８大会連続の五輪出場を目指す日本は、２２日にドーハで１次リーグＢ組の最終戦で韓国と対戦する。チームは２１日、冒頭以外を非公開にして最終調整した。日本と韓国はともに勝ち点６で、既にベスト８入りを決めている。勝ち点、得失点差、総得点が全く同じで、引き分けの場合は規定によりＰＫ戦で順位を決める。大会３位までが五輪出場権を獲得し、４位は５月９日にフランスでギニアとのプレーオフに臨む。

　パリの切符をつかむには、エースストライカーの復調が不可欠だ。最終予選でまだ得点がないＦＷ細谷は「（韓国戦で）しっかり勝ち点３を取って首位通過を決めたいし、自分自身も早く結果を残して、いい状態で決勝トーナメントに入りたい」と決意を口にした。

　五輪世代では３トップ中央の１番手であり続け、フル代表の一員として１～２月のアジア・カップも経験した。だが、厳しいマークを受ける今季のＪ１では無得点で、今大会も苦しんでいる。

　途中出場だったＵＡＥ戦では、佐藤の左クロスに滑り込んだ場面でシュートが枠外となるなど好機を生かせなかった。「国を背負っている以上、しっかり決めなきゃいけなかった」と言うように、満足いかない試合が続く。韓国戦で鬱憤（うっぷん）を晴らすゴールを狙う。