2戦合計3-3でPK戦へ 横浜Mが一時3-0とリードも2失点 DF上島一発レッドで後半は守勢に

 前半、PKを決められる横浜MのGKポープ・ウィリアム(撮影・吉澤敬太)
 前半、横浜Mチームスタッフーにイエローカードが出される(撮影・吉澤敬太)
 前半、植中(手前)のチーム3点目のゴールに喜ぶ横浜Mサポーター
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 「ACL・準決勝、横浜M-蔚山」(24日、日産スタジアム)

 互いに譲らない熱戦は延長戦でも決着がつかずPK戦へもつれ込んだ。

 前半は横浜Mが序盤の有利な展開から一転、窮地に立つ展開となった。アウェーでの第1戦を0-1で敗戦した横浜M。しかし、この試合では前半13分にゴール前のこぼれ球をFW植中が右足でたたき込み先制。同21分にはFWヤンマテウスのパスを受けたFWアンデルソンロペスが左足を振り抜くシュートをゴール右へ決めて2戦合計で逆転に成功する。

 さらに同30分に植中がゴール右上に決める技ありのミドルシュートで3点目。逆転での決勝進出が見えたかに思えた。

 だが、蔚山に1点を返されると、前半39分にDF上島がエリア内でのハンドでPKを献上。そして一発レッドカードで退場に。このPKも決められて2戦合計で3-3の同点に追いつかれ、ピッチ上も10人と数的不利な状況となった。

 後半は蔚山の猛攻を受ける形となるが、横浜Mは相手の得点を許さず。2戦合計3-3で延長戦へ。その延長戦も数的有利な蔚山が攻め続ける時間帯が続く。

 それでも延長後半3分にはMF水沼が右足シュートを見せる。これはGKがブロックし、続く同4分には右からのクロスにFW宮市が左足を伸ばしたシュートは枠を捉えられなかったが、横浜Mも好機をつくった。蔚山も再三の決定機を生かせず、勝負はPK戦で決着をつけることになった。

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