神戸 山口&大迫アベック弾で名古屋に快勝 勝ち点20で2位浮上
「明治安田J1、名古屋0-2神戸」(3日、豊田スタジアム)
神戸がMF山口蛍とFW大迫勇也の2発で名古屋に快勝し、勝ち点20として得失点差で2位に浮上した。
先制は主将の今季初得点だった。前半39分、MF扇原貴宏のFKにFW武藤嘉紀がヘディングでシュートを放ったが、相手GKランゲラックにセーブされた。しかしこぼれ球に山口が反応。狙い澄ましたようにペナルティーエリア外からミドルシュートを蹴り込んだ。
前節の京都戦を0-1で落とした神戸・吉田孝行監督は、スタメンを組み替えた。これまで9試合連続先発出場していたFW宮代大聖や4試合連続先発出場だったMF佐々木大樹を控えに回し、開幕の磐田戦で得点を挙げた故障明けのMF汰木康也やMF井出遥也を起用。効率的な攻めで前半からチャンスをものにした。
後半35分にはエースがダメ押しの1点を挙げた。後半から出場した佐々木のパスにタイミングを合わせ、力強く相手ゴールに蹴り込み2点目。サブメンバーの輪に飛び込んで喜びを分かち合った。
吉田監督は「攻守両面セットプレーが重要になると思っていた。対策がコーチ含めてできた。試合としては90分間よかった」と振り返った。
3万8955人が来場した金曜ナイター。大歓声で独特の戦いにくさがあるアウェーの豊田スタジアムで神戸は持ち味を発揮した。