東京V・静岡県出身の袴田裕太郎、古巣の磐田戦へ特別な思い吐露 同学年の松原后は「一番気にしているサッカー選手」と闘志

 J1東京VのDF袴田裕太郎(27)が古巣の磐田戦(6日、味の素スタジアム)に向けて、「一昨年、ジュビロに半年間いて悔しい思いをしているので、成長した姿をプレーで表現して勝ちたい」と意気込んだ。

 静岡出身の袴田にとって、磐田は特別なクラブだ。5歳のころから父親とスタジアムに通っていたといい、「本当に気付いたらジュビロを常に応援してました。自分がサッカー選手になりたいと思わせてくれたのもジュビロがきっかけの一つです」と明かした。一方で22年には磐田でプレーしたが、2試合の出場にとどまり悔しい思いをした。

 身近な存在だったからこそ負けられない気持ちは一層強くなる。特に同学年である磐田のDF松原后(27)とは中学校時代からの付き合いだ。高校3年時には、松原が3バックの真ん中、袴田が左SBでともにプレーしていた。「2週間前くらいにもご飯に行きました。常に気にしている存在で自分としてはライバルというか、一番気にしているサッカー選手。サイドは違いますけど同じピッチに立って勝ちたいです」と闘志を燃やした。

 前節では今季初めてスタメン出場し、チームとして5試合ぶりの勝利に貢献。クリーンシートでの勝利は初だった。「結果として0で抑えられたのは自分としてもチームとしてもすごい収穫があったと思う。個人に向けると軽率なプレー、ゴール前で冷静さを欠いてしまったりとか判断のミスもあった。1個のミスで出られなくなってしまうこともあるので、そういうところもこだわりながら突き詰めていきたい」と語った。

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