JFA宮本会長「難しい試合勝ちきった」パリ五輪切符獲得、U23アジア杯8年ぶり優勝のチームを評価
U-23アジア杯を視察した日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(47)が4日、成田空港着の航空機で帰国した。
会長となって初めての国際大会で、見事に日本はパリ五輪出場と8年ぶりの優勝を勝ち取った。閉会式では選手へのメダル授与も行い「選手やチームが喜んでいる様子を近くで見られて良かった。難しい試合の中で勝ちきったということで、そこに立ち会えたのも良かった」と喜びを表した。
アジアのレベルに関しては「個人のレベルが上がっていることは感じられた。アジアのレベルアップというのは気付かされる」と感想を語った。
その中で今大会では韓国、オーストラリアといったアジアの強豪が五輪出場を逃し、インドネシアの躍進も目立ったが「例えばカタールも日本の試合をターゲットにして分析してきたと聞いた。今まで強かったチームが、そのまま順調に強いままであり続けるとは思わない。そういう意味でも日本もしっかりやっていかないといけない」と気を引き締めていた。
今大会で招集できなかった欧州組との交渉も含め、今後は五輪本戦へのチーム作りが注目されるが「勝ちに行く部分と選手の成長を両立させる大会でないといけない。期間としての難しさはあるが、できるだけ良い体制を整えたい」と話した。