J1広島が今季初黒星 大橋&川村が欠場 スキッベ監督「主力欠くと上に行くだけの力がない」判断ミスの主将・佐々木は「今日は全部僕が崩した」

 名古屋に敗れ肩を落とす広島イレブン
 前半、ゴールを決め喜ぶ広島・越道
 前半、チーム2点目のゴールを決め、森島(右)と抱き合って喜ぶ名古屋・稲垣
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 「明治安田J1、広島2-3名古屋」(6日、エディオンピースウイング広島)

 広島が今季初黒星を喫した。一時は2点差を追いつくも、後半39分にオウンゴールで勝ち越しを許して万事休した。ミヒャエル・スキッベ監督(58)は「最初の15分が本当にまずかった。そこから盛り返して、すごく良い試合ができたと思う」と振り返った。

 試合開始と同時に前線からの積極的なプレスを仕掛けてきた相手に前半18分までに2失点。同2分に主将・佐々木翔のゴールキーパーへのバックパスが弱くなったところをパトリックにさらわれて先制点を献上した。佐々木は「今日は全部僕が崩した。みんなは前向いて進んでいければと思いますけど、僕が一回落ち込む必要があるのかなと思います」と敗戦の責任を背負い込んだ。

 同18分には森島のクロスを稲垣にヘディングで合わせられた。パトリック、森島、稲垣の3人はいずれも元広島の選手で、手痛い活躍を許した。

 この日は主力の大橋と川村がケガで欠場。指揮官は「昨シーズンのように主力を欠いてしまうと、今回で言うと、川村と大橋を欠いてしまうと、自分たちは上に行くだけの力がないのかなと思います」と足元を見つめ直した。

 一方で20歳の越道が2点を追う前半23分にプロ初ゴール。広島出身の若手が地元で価値あるゴールを決めた。越道は「率直にうれしかったです」と笑顔。後半途中で負傷交代となったが、会見場には歩いて現れた。スキッベ監督は越道のケガの程度について、「そんなにひどくないという見解です」と話した。

 広島の次戦は15日で、ホームに鹿島を迎える。

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