町田・黒田監督 藤尾ベンチスタートに言及「荒木を外す理由にはならなかった」荒木「毎試合結果を残さないと」

 湘南と引き分け、引き揚げる藤尾(手前)ら町田イレブン
 湘南と引き分け、厳しい表情を見せる藤尾(右から2人目)ら町田イレブン
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 「明治安田J1、湘南0-0町田」(11日、レモンガススタジアム)

 町田は最後まで得点を奪えずアウェーで湘南とスコアレスドロー。2位だった神戸が勝ったため首位陥落となった。

 U-23アジア杯からMF平河、FW藤尾がチームに合流して以降、平河が初のスタメン復帰。一方で藤尾はベンチスタートとなった。黒田監督は「藤尾も練習からすごく頑張ってアピールしたんですけど、ここ2試合のパフォーマンスを見て荒木を外す理由にはならなかった」と説明した。

 荒木は直近2試合で1ゴール2アシストを記録。FWオ・セフンと好関係でセカンドボールを多く回収するなど、チームの連勝に大きく貢献していた。黒田監督は「やっぱりその気持ち、モチベーション、成果に答えていかないといけない。彼がどれだけやってくれるかも含めて今日は期待をして出しました」と話した。

 荒木は後半11分に平河との好連携からオ・セフンのゴールを演出。VARの結果、得点は取り消しとなったが見せ場はつくった。それでも荒木は「毎試合結果を残せるような選手にならないといけない」と危機感を口にし、こう続けた。

 「みんな代表クラスですし、FWはエリキだったりデュークもいる。すごいライバルが多いのでもっともっとやっていかないと」

 この日は無得点に終わったが、過熱するチーム内の競争がチーム力の底上げにつながるのは間違いないだろう。黒田監督は「次のC大阪戦に向けて、もう一つトレーニング、強度を上げて臨んでいきたい」と力を込めた。

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