J1町田・黒田監督、昨年J2で死闘繰り広げた東京Vとの再戦へ冷静さ強調「きちっと自分たちのサッカーを志向できるように」
J1で2位の町田・黒田剛監督(53)が17日、非公開練習後に取材に応じ、昨年にJ2で死闘を繰り広げた次節の東京V戦(19日、町田GIONスタジアム)に向けて意気込みを語った。
同カードは昨年、町田の1勝1分。7月に行われた国立競技場での一戦は、J2首位だった町田と2位東京Vの直接対決で4万人近い観衆が集まった。試合は町田が先制し2点リードするも、東京Vが後半に染野の2ゴールで追いつく意地を見せた。互いのプライドがぶつかり合う“死闘”。J1の舞台で再戦となるが、黒田監督はあくまで冷静にこう語った。
「しっかりと落ち着いて。どういう雰囲気になったり、どういう展開になろうと。今自分たちは良い状況なので、きちっと自分たちのサッカーを志向できるように。落ち着かせて。冷静に熱く戦わせたい」
東京Vは直近11戦で無敗継続中。11位につけている。黒田監督は「去年よりクオリティーが高くなっている。間違いなく強いチーム。いろんなチームがヴェルディには苦戦してるし、食われたりもしてる」と警戒。染野、木村の強力な2トップを抑えながら、先制点を狙っていく。「今年は(東京Vは)18点取られてるけど、元々やっぱり守備っていうものにかなり定評を持っている。そこはほんとに真摯(しんし)にやってくるチーム。なので早い段階での先制点がすごく重要になる」と話した。
4月に勝利したFC東京と合わせて、”対東京”2連勝を狙う。「J1での東京3チームの中で、やっぱりトップを狙っていきたい。東京のサッカーファンを含めていろんな人たちに見てもらう意味で、ヴェルディにギリギリでもいいから打ち勝っていく。そういった戦う姿勢っていうのは見せていかなきゃならない」と力を込めた。