神戸 アウェー初黒星で首位陥落 大迫に半端ないブーイング、古巣から洗礼
「明治安田J1、鹿島1-0神戸」(19日、カシマスタジアム)
神戸は後半36分に1点を失い、5連勝はならず首位陥落となった。アウェーでは今季初黒星。
試合はスタートから緊迫した雰囲気に包まれた。2013年まで鹿島に所属したFW大迫は、練習でピッチに登場した際やスタメン発表で敵地の大きなブーイングに迎えられ、ボールを持った時もブーイングの声が響いた。
鹿島の堅い守備と組織的な攻めに手を焼き、前半は0-0で終了。後半8分にFW武藤が相手選手と交錯し、イエローカードをもらった際も両軍選手が審判に詰め寄り一触即発。VAR判定の結果、退場にはならなかったが、スタンドにはブーイングがこだました。後半36分、相手のMF名古が放ったシュートをGK前川が倒れながらはじいたが、手薄になったゴール前のこぼれ球をDF濃野に決められた。
吉田監督は「一瞬の隙を突かれて失点した。あの部分は反省しないといけない。攻撃はもう少し自分たちの時間をつくりたかった」と振り返った。
昨年2戦2勝し、敵地での対戦は14年シーズンから10試合6勝4分けで負けなしと得意にしていた相手に、今回は屈した。