FC東京・長友が本拠地では14年ぶりの今季2点目 盟友たちの引退に思いをはせる同点弾「しぶとくピッチの上で生き続けたい」
「明治安田J1、FC東京1-1横浜M」(19日、味の素スタジアム)
FC東京のDF長友佑都(37)が、盟友の引退に思いをはせる同点弾を見せた。
1点を追う後半10分。ゴール前のこぼれ球を拾ったMF松木からのパスを受け、右足を振り抜いて豪快にゴールネットを揺らした。長友は今季2得点目。本拠地・味の素スタジアムでは2010年5月15日の清水戦以来、14年ぶりのゴールだ。
「力まず、しっかりとボールに当てること。基本だが、そこを意識した」と長友。3試合ぶりのスタメン出場で躍動を見せたが「若手もすごく躍動している。ベテランが出て、これでダメなら外されるだろうと思いながら、強い気持ちで(試合に)入れて、ゴールを決められたのも良かった」と振り返った。
欧州ではベルギー1部・シントトロイデンのFW岡崎慎司、ドイツ1部フランクフルトのMF長谷部誠と、代表でも長くともに戦った盟友が引退試合を終え「やっぱり寂しさはある」とした上で、「自分も(結果を)示し続けないとスパイクを脱ぐ時がいつかは来る。そういう危機感は出てくるし、今日の試合はかなり気持ちは入っていた。彼らの思いも含めて、しぶとくピッチの上で生き続けたい」と話した。