J1町田 5点大勝で首位返り咲き 2ゴールのMF藤尾「ホームでサポーターの前で決めるゴールは最高」
「明治安田J1、町田5-0東京V」(19日、町田GIONスタジアム)
町田がMF藤尾翔太(23)の2ゴールなどで東京Vに5-0で大勝し、2連勝で首位に返り咲いた。東京Vは12試合ぶりの黒星。神戸は鹿島に0-1で競り負けて2位に後退。連勝は4で止まった。横浜MとFC東京は1-1で引き分けた。広島はMF新井直人が3得点するなど京都を5-0で圧倒して7試合ぶりの白星を挙げた。G大阪は川崎に3-1で逆転勝ちした。
パリ五輪でも活躍が期待される町田のアタッカーが大暴れした。藤尾が2ゴールを含めて3得点に絡み、首位浮上の原動力に。今季ここまで3ゴールは全てアウェーだっただけに「ホームで、サポーターの前で決めるゴールは最高」と満面に笑みを浮かべた。
前半11分にゴール右で球を受け、シュートも頭によぎったが「GKと守備陣の間に入れれば味方じゃなくても相手が触るかも」と中央へ強いクロス。先制のオウンゴールは計算ずくだ。同29分にはDFの視界から消えるように動き、一気に加速して右クロスを頭で合わせた。後半15分のPKはGKの動きを読んで、右下のポストへ当ててねじ込んだ。
今後は18人に絞られる五輪メンバー入りを狙う。「チームの順位と個人の結果が(選考に)結びつくと思う。きょう勝てたのは大きいし、うれしい」。パリ行きへ、まだまだアピールを続ける。