元日本代表の長谷部誠が引退会見 「後悔全くない」も「体が理解してくれない感覚はある」とギャップ吐露
サッカー元日本代表主将の長谷部誠(40)が24日、都内で現役引退会見を開いた。
長谷部は黒のネクタイを締めスーツ姿で登場。晴れやかな表情で22年間の現役生活を振り返った。先週末にラストマッチを終えたばかりで「正直実感はそんなに湧かない。毎年のオフに入っている感覚」と率直な心境を語った。
一方で「自分の体が今すぐにでもボールを蹴りたいとうずいている。体が理解してくれない感覚はあります」と、心と体のギャップを吐露。それでも「後悔は自分のキャリアでは全くない。大きな満足とともにキャリアを終えられた」と力強く語った。
今後は、今期所属していたドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトに残り、指導者の道へ進む。最初はセカンドチーム(U-21)でのコーチからスタートするといい「最終的に目指すところはトップチーム、上の所ではありますね」と目を輝かせた。
長谷部 誠(はせべ・まこと)1984年1月18日生まれ、静岡県出身。藤枝東高からJ1浦和を経て08年からドイツでプレー。2006年に日本代表デビュー。国際Aマッチは114試合出場2得点、主将として81試合出場は歴代最多。W杯は10年、14年、18年と3大会に出場した。180センチ、72キロ。