横浜M悲願のアジア初Vならず アルアインに1-5大敗 前半終盤GK一発退場 喜田主将が涙「本当に申し訳なく思う」
「ACL・決勝・第2戦、アルアイン5-1横浜M」(25日、アルアイン)
悲願の初優勝を目指したJ1横浜Mはアルアインに1-5で敗れ、2-1で勝利した11日のホームでの第1戦との2戦合計3-6で準優勝に終わった。優勝賞金は400万ドル(約6億2800万円)。アルアインは20大会ぶり2度目の優勝で、来年に米国で開催されるクラブW杯出場権を獲得した。
新たな歴史を刻むことはできなかった。主将のMF喜田は「マリノスにかかわる全ての人へ(優勝の)結果を届けたかったが、自分たちの力が足りなくて届けられず本当に申し訳なく思う」と話し、目に涙がにじんだ。
第1戦を2-1で勝利して臨んだ一戦。だが、前半8分に先制点を許すと、敵地の雰囲気にのまれた。2点を追う前半40分にFWヤンマテウスのゴールで1点を返して2戦合計得点で並ぶも、さらなる試練が訪れる。
前半55分に、抜け出した相手FWラヒミと接触したGKポープがレッドカードで退場。10人となり後半は防戦一方の展開に。後半22分に3点目を失い、追加タイム(ロスタイム)でも2失点。横浜Mの挑戦が終わりを告げた。
大敗にキューウェル監督は「残念な気持ちでいっぱい」と悔しさをにじませる。それでも、29日にはJリーグ・柏戦を控えるなど戦いは続いていく。「前を向くのは難しいが、それでもやらないといけない。この悔しさを胸に刻み、前を向きたい」と喜田。屈辱を強さに変えて、この場所に戻ってくることを誓っていた。