U-23大岩監督が米国遠征に出発 五輪18枠の選考へ競争促す 選外だったMF山田、DF木村についても言及
今夏のパリ五輪に出場するサッカー・U-23日本代表の大岩剛監督(51)が1日、米国遠征(日本時間6月7日、12日・米カンザスシティー)への出発前に羽田空港で取材に応じた。
五輪代表発表前最後の国際親善試合。優勝したカタールでのU-23アジア杯から5人が外れ、新たに7人が加わった25人のメンバーで臨む。本戦の選手登録18人の選考に向けて、重要な模索期間。大岩監督は「新しい選手との競争力というところはレベルアップする上で大切だと思う。チームを作る上での大前提であるので、そこは積極的に促していきたい」と意気込んだ。
また、A代表の活動が中心となっていたGK鈴木彩艶(シントトロイデン)が昨年9月以来の復帰。「アジア1次予選の時から離れてますので、1回われわれのやるべきこと、特にゴールキーパーだとセットプレーだとかでより責任が増してくるところがあるので、しっかり確認したい」と話した。
今回、U-23アジア杯で優勝に貢献したMF山田楓(東京V)、DF木村誠二(鳥栖)はコンディション面を考慮して選外になったという。山田については「(アジア杯で)1カ月の間、時差もあってハードな日程でやってきたんで、その疲れが出るっていうのは致し方ないと思う。しっかりクラブ側ともコミュニケーションはとっています」と説明。木村は「体調というよりもけがの方です。少し痛めたところあるようなので、無理をしないように今回外れてもらいました」と明かした。