FKの名手不在にレジェンドたちが苦言 元日本代表・木村和司氏「練習せんよ、最近の子は。ワシも練習で蹴りすぎて足が動かんようになった」

 国立での鹿島-横浜M戦でそろい踏みしたサッカー界のレジェンドたち(左から木村和司氏、ジーコ氏、ラモス瑠偉氏)
 国立での鹿島-横浜M戦を訪れ、ジーコ氏(右)に肩を抱かれて笑顔を見せる元日本代表の木村和司氏
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 「明治安田J1、鹿島-横浜M」(1日、国立競技場)

 “オリジナル10”同士の一戦を前にレジェンドがそろい踏みだ。横浜MのOBで元日本代表の木村和司氏(65)、“Jリーグの日”特命アンバサダーを務めるラモス瑠偉氏(67)がスタジアムを来場。鹿島のクラブアドバイザーのジーコ氏(71)とともに報道陣への取材に応じた。

 現役時代はクラブで背番号「10」を背負ったサッカー界のレジェンドの3人。巧みなFKでファンを魅了してきたが、最近はFKを直接ゴールにたたき込める選手が減少していることに、それぞれの思いを述べた。

 ジーコ氏は「昔のように、今はFKの練習をあまりしていないんじゃかなと思う」とサッカースタイルの変化を指摘。自身が日本代表監督だった時代を「練習が終わった後に中村俊輔選手や遠藤保仁選手は、結構セットプレーの練習をしていた。それもあって、たくさんのゴールを代表の時に決めてくれたのかなと思う」と振り返った。

 ラモス氏は「ジーコさんは技術があっても、練習が終わって50本以上(FKを)蹴っていた。和司もそう。今の選手は技術も無いのに練習をしないで、決められるわけがない」と辛口のコメントで笑いを誘った。

 FKは練習量が生きてくるかという問いに木村氏は「何でもそうよ。練習せんよ、最近の子は。だと思うよ。ワシも練習で蹴りすぎて、だから足が動かんようになった」とFKの名手が少なくなったことに苦言を呈していた。

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