森保J新布陣で5発 中村&小川2発!!堂安新婚弾でB組首位確定 最終予選へ初3バック導入
「W杯アジア2次予選、日本代表5-0ミャンマー代表」(6日、ヤンゴン)
最終予選進出を決めている日本はミャンマーに5-0で勝利。不戦勝を含めて5戦全勝とし、B組首位が確定した。3バックの布陣で臨んだ日本は、前半に鎌田大地のパスを受けた中村敬斗が先制点を決め、さらに堂安律が加点。後半にも小川航基が2得点を決めた。チームはきょう7日に帰国、2次予選最後のシリア戦(11日・エディオンピースウイング広島)に備える。
さらなる高みへ、無駄にできる試合は一つも無い。2次予選突破を決めた中で迎えたミャンマー戦。森保監督は9月からの最終予選を見据えて新たな布陣で臨んだ。
前日会見で「3バック、4バックを含め、可能な限りトライしていきたい」と話した森保監督。言葉通り、カタールW杯後初の3バックを導入。最終ラインに谷口、橋岡、伊藤。ボランチに守田、鎌田。WBに中村、菅原を配して中盤に堂安、旗手、ワントップに小川を置く3-4-2-1の攻撃的な陣形となった。
その新システムが、序盤から威力を発揮。前半17分にロングパスを受けた中村が自らドリブルで持ち込みエリア内に進入し、右足を振り抜き先制点を奪う。終了間際にもゴールを決め、代表9試合で8得点と圧倒的な決定力を示した。
WBでの起用にも「任されたポジションで役割を果たすことが大事。どこのポジションでも全力を尽くす」と意気込んだ中村。「基本的な形ばかりにとらわれず自分の特徴を出していく」と話したが、新システムでも自らの強みを発揮した。
さらに、アジア杯の敗戦という悔しさを胸に刻む背番号「10」が魅せる。前半34分に鎌田のシュートがポストに跳ね返ったところを堂安が押し込んで追加点。今予選前には1月に結婚していたことを発表したが、結婚発表後の初得点となった。
引いた相手をどう崩すか-。アジア杯での課題を解消する試合でもある。「その緊張感を自分が先頭に立って出していけたら」と堂安。後半にはパリ世代ながらW杯予選に回った鈴木がA代表デビュー。最後は小川が2得点を奪い勝負を決めた。すべてを試し、相手を圧倒する。日本は次のステージへ、新たな歩みを始めた。