広島が2年ぶり8強入り!加藤陸次樹が移籍初の1試合2得点 絶妙トラップ決まり「サッカー人生でベストゴールに近い」

 FC東京に勝利した広島イレブン
 後半、先制ゴールを決め喜ぶ広島・加藤
 後半、自身2点目となるゴールを決める広島・加藤
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 「ルヴァン杯、広島3-1FC東京」(9日、エディオンピースウイング広島)

 ホーム&アウェー方式で戦うプレーオフラウンド第2戦で広島が勝利し、2戦合計5-2でプライムステージ準々決勝に駒を進めた。

 8強入りは初優勝を果たした2022年以来2年ぶりとなった。スキッベ監督は「オフェンシブにいくことが自分たちの良いサッカー。それを今日は最初から最後まで見せることができた」と手応えににじませた。

 敵地での第1戦を2-1で勝利していた広島はこの日も前半から再三の決定機を迎えるも、ゴールが遠い展開が続いた。それでも後半8分に加藤がクロスボールからゴール前でつないだボールを右足でゴールネットに沈めた。さらに同10分に加藤のアシストで大橋が得点し、主導権を握った。

 その後も勢いは止まらず、同23分に塩谷のロングパスを加藤が絶妙なトラップでディフェンダーの裏に抜け、最後は落ち着いて右足でゴール。昨季7月に広島加入以降、初の1試合複数得点となった背番号51は「あれはシオ君からのボールも完璧だった。なによりファーストタッチが完璧に決まった。サッカー人生の中でもベストゴールに近い」と自画自賛した。

 開幕からなかなか得点に恵まれてこなかった加藤の活躍に、スキッベ監督も「良いパスと良いクロスがくるようになっただけじゃないですかね」と笑顔を見せながら、「本当にこれまでもオフェンスを引っ張っていた選手で、点だけがついてこなかったが、これを機に点を取れるようになって、このままいってほしいと思います」とさらなる爆発を期待した。

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